『小さな習慣』を読み終わったので、感想を簡単に書きます。
動機
習慣化したいことがいくつかあるのだが、それがどれも三日坊主に終わってしまったり、いつの間にかやらなくなっていることに気づいた。どうやったら努力を継続していけるかについてのヒントを得られると良いと思い、この本を読むことにした
印象に残ったところ
- 小さな習慣の基本は、こんなに簡単でも良いのかと自分でも疑うほど簡単な課題を設定し、それを本当に小さな意志の力によって実行するというもの
- そして何度もその行動を繰り返して、その行動専用の神経回路を強化していけば良い
- モチベーションを上げてモチベーションに基づいて行動を習慣化することは信頼できない
- なぜなら、モチベーションは感情に基づくものだから。人間の感情は変わりやすく、モチベーションがコンディションによって大きく変わってしまう
- つまり、モチベーションを使う方法が上手くいくのは、エネルギーが有り余っている時、健康的な考え方をしている時、他に大きな誘惑がない時に限る
- 小さな習慣はその逆で、先に行動をとり、モチベーションがその後を追いかけてくる仕組みになっている
- 課題がほんの小さなものなので自分の気分に関係なく実行できる
- どんな課題でも、始めること自体が最初の抵抗を引き起こし、最初の壁となる
- 小さな習慣の8つのステップ
- 小さな習慣とプランを選ぶ。ここで重要なのは、小さすぎて失敗するはずがない行動にまで細かくしていくこと
- 「なぜドリル」を使って習慣を身に付けたい理由を掘り下げる
- 行動開始の合図を決める。時間ベースもしくは行動ベースで行動開始のトリガーを考える
- 報酬プランを考える
- すべてを書き留めておく。大きなカレンダーに書き留めたり、スマホアプリに記録をつけたりする
- 小さく考える
- スケジュールを着実にこなし、期待しすぎない
- 習慣になる兆しを見逃さない
感想
小さな課題は意志力を使わずに取り組める、という点が何度も述べられており、それには納得した。意志力には限りがあるため、決断を繰り返すと、強い意志で物事を進める力が徐々に失われてしまう。
そのため、小さな課題に取り組みながら、気が向いたら追加の課題を少しだけやってみるという考え方は、ぜひ実践してみたい。振り返ると、昔AtCoderの問題を毎日1問解く習慣を続けていたときも、A問題だけでも解き続け、気が向いたときには追加で数問解いていた。その際、一番のハードルは「解き始めること」だったので、この「最初のハードル」をどれだけ低くするかが大事だと改めて感じた。
意志力については『スタンフォードの自分を変える教室』で詳しく言及されていたので読み返してみたい。
自分だったらこんな習慣になるだろうか
目標 | 小さな習慣 |
---|---|
健康的で活力のある毎日を過ごしたい | 1日1回ダンベルを持つ or ジムに行く(行くだけ) |
エンジニアとしてコーディング力を磨きたい | 毎日LeetCodeのEasyを1問解く |
知識をインプットして社会にインパクトを残せる人になりたい | 寝る前に本を2ページ読む 歯磨き中にKindleで本を読む |
感情に動かされるのではなく、感情をコントロールしてマインドフルに生きたい | 朝起きたら2分瞑想する |
また、習慣をきちんと記録することも始めてみたい。プログラミングではGitHubで履歴が可視化されるので進捗がわかりやすいが、他の習慣については記録していない。まずはカレンダーを用意し、そこに毎日印をつけていくことから始めてみようと思う。
次に読みたいもの
意志力について、自分のまとめを読み返す hiramekun.hatenablog.com
Soft Skills にも毎日のinputやコードを書くことについて何かしら書かれていたような...忘れてしまった