UDPの機能
以下の二つの機能のみを持ちます。
- IPの層にもう一つ別のアドレッシングの層を追加する
- 転送中に発生し得るデータの破損を検出し、破損したデータグラムを破棄する
TCPとの違い
接続を確立しなくても使用することができる
受診時には、UDPソケットはどんなアドレスのホストからでも、複数のホストとの間でメッセージを送受信することができます。TCPでは1対1で接続を確立した後に送受信を行います。
ベストエフォート型の伝送
確実に宛先に届く保証はなく、メッセージが送信時と異なる順序で相手に届くこともあります。メッセージの欠落への対応と、並べ替えの仕組みが必要です。
UDPが使われる理由
効率が良い
わずかなデータ量しかやり取りをしないアプリケーションの場合、TCPでは接続確立段階で通信に必要なメッセージの数が少なくとも倍になります。
柔軟性を重視した時
参考した本によると、TCPによる信頼性の高いストリーム型のサービスが必要ない時に使えば、オーバーヘッドを非常に小さく抑えることができます。しかし、具体例が思い浮かばないので理解できていません。
参考
下記の本を参考にしました。
- 作者: Kenneth L. Calvert,Michael J. Donahoo,小高知宏
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2003/05/01
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 36回
- この商品を含むブログ (10件) を見る