記憶の脳科学
こちらの内容を自分なりにまとめたメモ www.gaya.jp
脳の可塑性
- 覚えていない状態と覚えている状態で、脳は何かが異なっている。このことを 脳の可塑性 と呼ぶ。
- あるきっかけにより何らかの変化を起こし、そのきっかけがなくなっても変化したまま。その時期 は人によって異なるであろう。
- 脳内で変化するのは 神経回路 である。
- シナプスの伝達効率が上昇する、シナプス可塑性。
- 記憶・学習の基礎をなすメカニズムの一つ
ヘブの法則
記憶の基礎であるシナプス可塑性が持つ性質について
- シナプス可塑性は、起こるべきシナプスに限定して生成する、入力特異性。
- 一定以上の強い信号が来た時にのみシナプス可塑性が生じる、協力性。
- 記憶するための閾値を超えなければならない。
- Aからの刺激だけでは閾値を超えないが、Bからの刺激と連合することによって覚えやすくなる。これを 連合性 という。
LTP
ヘブの法則を満たすシナプス可塑性
- 高頻度の刺激を与えると、神経の反応が瞬時に大きくなり、数時間から数日持続する。これは 長期増強(LTP) と呼ばれる
- 海馬で観測されるため、記憶の基礎メカニズムである可能性を強く指示する。
- 学習能力はLTPの大きさと正の相関がある。