ひらめの日常

日常のメモをつらつらと

休職してました

お久しぶりです。実はこの3ヶ月間、休職していました。

振り返ってみると、休職前にはすでに兆候があったように思いますが、それに気づかずに働き続けていました。休職中には、自分を見つめ直す時間があり、その中で様々なことを振り返り、自分自身について考える機会が増えました。そして、今は復職してしばらく経ち、それぞれの経験を通して感じたことや学んだことを、ここで整理して共有したいと思います

要約

  • 転職による環境の変化が負担となり、無理を重ねた結果、休職に至った
  • 休職中に家族や友人の大切さを改めて実感した。周りの人は大切...!
  • 復職後は、自分の限界を知り、無理をしない働き方の重要性を学んだ

休職前の状態と休職に至った原因

昨年の9月に、自分は新卒で入社したベンチャーから、より大きな会社に転職しました。転職の大きな理由は、大企業で標準とされる技術や開発体制に実際に触れ、学びたいという思いがあったからです。

転職後の会社は素晴らしい環境でしたが、やはり規模が大きくなることでの環境変化があり、最初は苦労しました。

  • 仕事の公用語が日本語から英語になったことで、微妙なニュアンスを伝えるのに苦労しました。
  • 会社規模の違いによって、自分の影響範囲が狭くなり、関係者が増えたため、コミュニケーションコストが増えたことがストレスとなりました。

さらに、転職後は即戦力として期待され、プレッシャーがかかっていました。これまで「新卒だから」と自分に甘えていたことを痛感し、転職後はその甘さを見直し、シニア的な役割を果たそうと必死でした。結果として、自分を大きく見せようとして無理をすることが増えていきました。

最初のプロジェクトではマイクロサービスのリリースを担当しましたが、スケジュールが楽観的で、何度かリリースが遅れることになりました。さらに、相談できずに一人で抱え込む癖がある自分は、問題を解決しようとするも、結局悪循環に陥っていました。

  1. 相談できずに自分一人で解決しようとする
  2. 結果として直前になり、スケジュール遅延をお願いする
  3. 責任感と罪悪感が重なり、さらに挽回しようとして無理をする

その時期ちょうど深夜のオンコール対応も重なり精神的に少し疲労が溜まってしまったため、通院と保健師との面談を経て早めに休職することを決断しました。自分一人では決して休職の決断はできなかったと思います。相談に乗ってくれた人皆に感謝です。

休職中の過ごし方

最初の1ヶ月は、ほとんど家で寝て過ごす日が多かったです。仕事を休むことで一気に時間ができたのに、やる気が出ず、ただ時間が過ぎていきました。家事を少しやっただけで「自分頑張った!!!」と褒めていました。

その後、徐々に外出する日を増やし、友人と会って話すことを意識しました。友人とご飯に行く約束をたくさん入れ、家族や友人の大切さを改めて実感しました。周囲の人たちは、焦って復職しようとする自分に対して冷静な意見をくれ、無理せず休むことを勧めてくれました。長い人生の中の数ヶ月なんてちっぽけなものだし、この数ヶ月で健康になれれば安いものだと考えられるようになりました。また、休職のことを伝えていない友人からも刺激をたくさんもらいました。本当に感謝しています!

他には、

  • コメダ珈琲でモーニングをして、本を読んでリラックスする
  • 1週間ほど御殿場に旅行に行ってリフレッシュする
  • パーソナルジムに通い、体を動かすことに意識を向ける

などして、意識的に外に出るようにしました。この頃から休職前の出来事や、自分の課題を整理する時間が取れ、自分と向き合うことができました。

3ヶ月が経つ頃には、復職の意欲が湧いてきて、生活リズムを取り戻すためにも、復職する決断をしました。

また、現金は予想以上に大事だということを痛感しました。傷病手当金は申請してから受け取るまで2〜3ヶ月かかり、収入がない状態が続きました。その間、社会保険料は納め続けなければならないため、最終的に個別株を売却して生活費に充てることになりました。休職するにあたって、ある程度の現金を持っておくことは非常に重要だと学びました。

復職後の新たなスタート

復職にあたっては不安もありました。休んでいたことに対する後ろめたさや、同僚が自分をどう迎えてくれるのかという心配がありましたが、ただの杞憂でした。復職後は、会社のメンバーが暖かく迎えてくれ、感謝の気持ちでいっぱいです。

復職して気づいたのは、仕事が自分にとって大切な存在であるということでした。技術を学び、新しい知見を得ながら仕事をすることは、自分にとって日々の活力となっています。仕事に戻り、同僚との雑談やプロジェクトに取り組むことがとても楽しいと感じました。

現在は、定期的に関係者との1on1ミーティングを設定し、相談しやすい環境を作るよう心がけています。これにより、プロジェクトの進行中でも不安や疑問を一人で抱え込むことなく、早めに相談ができるようにしています。また、必要以上に自分を大きく見せようとせず、現実的なスケジュールを組むことを意識しています。特に、他のメンバーと一緒に見積もりを立てることで、より現実的で負担の少ないスケジュールを作成し、無理をしない働き方をするように意識しています。

休職は一見ネガティブな経験に思えますが、振り返ってみると、自分にとってはとても価値のある時間でした。

  • 自分のキャパシティを知ることができ、限界を超えない働き方の大切さを学んだ
  • 自分の弱点と向き合い、それをどう補うかを考えることができた
  • 無理をしないことの重要性を再確認した。仕事がうまくいかなくても、人生のすべてが終わるわけではないと感じられるようになった
  • 適度に責任感を持ちつつ、必要以上に重く捉えすぎないよう意識するようになった。自分の責任にしがちな認知の歪みを自覚するようになった
  • 周りの人を大切にしたいと思うようになった。支えてくれた家族や友人に感謝し、自分も周りに還元していきたい

最後に

今回の休職と復職を通じて、自分を見つめ直す貴重な時間を得ることができました。働きすぎず、適度に自分をいたわりながら前に進むことが大事だと実感しています。もしこの記事を読んでいる方の中で、同じような悩みを抱えている方がいれば、少しでも参考になれば嬉しいです!