はじめに
3ヶ月ごとに何をやったか、社内・社外関係なくブログにまとめていきたいと思います。前回の記事はこちら。
お仕事
エンジニアリング
自分も関わった学習アルゴリズムに関する特許を出願しました。どんな流れで出願するのか、どのような資料を用意するのか、など知財に関する本当の基礎を実務で体験できて面白かったです。
また、引き続き学習アルゴリズム周りの新機能実装をしていました。既存のデータ構造やコードを読み解くのに時間がかかり実装自体はスピード早くなかったので、スピードアップして行きたいです。特に、自分の実装をもう少し信頼したほうが良いと感じました。ハマったときに毎回自分のコードばかり見るのではなく、その他に原因があることも多々あります。自分の実装が期待する挙動ではないときには視点を変えてみることが大事だと感じました。
言語の面だと、Scalaらしい書き方ができているか怪しいので慣れていきたいです。可読性と実装スピードとどちらを取るかなど、色々悩むことがあり、コードを書いている時間よりも考えている時間ははるかに多いです(一般的にそうだとは思いますが)。他にはOption
を for文で回したりすることが気持ちいいと感じるようになりました。
業務をしながら勉強をすることが案外難しいと感じています。コードを書く時、自分は動かすことを重視しすぎると、「とりあえずたくさん書く」ことになりがちです。常に新しい書き方はないか、ここで使っているベースとなる技術はどんなものかなど、一回立ち止まって考えてinputすることで日々成長できるのかなと思いました。立ち止まらないと、「業務で採用されてる技術を自分も使うだけはできるが、中身を理解しておらず新しいプロジェクトで自ら採用することはできない状態」に陥ると危機感を覚えました。実践して行きたいですね。
ざっと新しく勉強したことは以下のようなものです。AkkaとScalaについては本も読んだので、お勉強の章でまた触れます。まだ非常に浅い理解なので深めていきたいです。
全社関連
会社をより良くしていくオープンなプロジェクトがあり、そこに複数参加していました。役員の方に直接指摘をしても、人ではなく内容を見てくれるので、コミュニケーションが取りやすいと感じました。
新卒が人事に提案したら30分で経営会議の議事に取り込まれるの強すぎる(嬉しい)
— ひらめくん🐟 (@hiramekun1995) May 25, 2020
採用関連では、座談会に登場したものがWantedlyの記事になったり、採用プロセスについてちょっと横から意見を出したりしてました。
全社的なプロジェクトでたくさん発言するように心がけていたのですが、これからは特に慣れてしまわないことを心がけていきたいです。現状に慣れてしまっては、入社したそのままの熱量を保つのは難しいと感じています。適度な緊張感を持って熱量忘れずに仕事をしていきたいです。
教育のお勉強
教育を勉強するサークルがあって、参加しています。業界に関係あることを学べて貴重だし、その時間が業務時間内に確保できることに感謝しています。意識して時間を設けないと継続してinputをしない感覚があるので。。。内容は「教育に関連すること」としか決まっていないので、毎回お題が違って楽しいです。 他にも、教育のより専門的な内容を深めるサークルがあって、自分は発表を聞くだけの参加をしています。それぞれ興味深いテーマを扱っているので、ここに一例を挙げます。
- 世界のEdTech市場
- 文科省から出ている資料を読んでみる
- 反転学習
- 習熟度別授業の効果
お勉強
業務に関係しそうなことを引き続き勉強していました。
Scalaスケーラブルプログラミング
興味ないところを少し飛ばしたりしましたが、全部読みました。設計に関する内容は、実際に実装するときに読み返すと自分の力となる印象を受けました。リファレンスとして、何か詰まったことがあったときに戻ってきてまた参考にしたいです。
- 作者:Martin Odersky,Lex Spoon,Bill Venners
- 発売日: 2016/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
Akka実践バイブル - 2章まで
2章までだけ読みました。アクターモデルの考え方など勉強になりましたが、使わないといまいち実感が湧かないというのが正直なところでした。業務で自分が実装するタイミングでもう少し読み進めたいと思います。
Rによる項目反応理論
項目反応理論に関しては最初の3ヶ月でも勉強していましたが、具体的なアルゴリズムについて勉強したいと思い読み始めました。実際のデータを行列として扱い、EMアルゴリズムを用いてパラメータを推定するなど、詳しいところまで書いてあったので読んでよかったと感じます。
ベイズ推論による機械学習入門
グラフィカルモデルについて勉強したいと思ったので、その前段階としてベイズの入門書を読みました。入門書とはいっても、自分にとっては数式を追うのは割と大変でした。モデリング→パラメータ推定→未知データ推論→近似手法 と、統一した流れで扱っており、途中式も丁寧であったので良い基礎固めになりました。
PRML 下 - 8章
グラフィカルモデルの勉強の続きとして、8章だけ読みました。とはいっても2週間と少しかかりました。PRMLのなかでも特に価値がある章とよく挙げられますが、確かにわかりやすかったです。推論の原理は理解がしやすかったのですが、具体例がもう少し勉強したいと感じました。
- 作者:C.M. ビショップ
- 発売日: 2012/02/29
- メディア: 単行本
見返してみると、プログラミング・アルゴリズム系の勉強が多めになってしまい、教育関係の勉強が疎かになってると感じました。次の3ヶ月で何かしらinputしたいと思います。
趣味
競技プログラミング
最近すっかりご無沙汰になってしまいました。純粋に、自分は他の勉強の方が楽しいと思う時が多くなったように感じます。たまにAtCoderの問題を解いたりするのですが、「みんな解けててレベル上がっててすごいなあ」という感想です。またモチベが上がったらコンテスト参加しようと思っています。
スマブラ
スマブラ世界戦闘力のVIPボーダー、変動数、段位 - クマメイトでいうところの魔境到達!あたりをうろうろしています。一回負けると戦闘力がとても下がる割に、勝っても全然上がらないので魔境です...。スマメイトは最高1570くらいで、これも気を抜くと1500以下になってしまいます。スマメイトでは安直な行動が通らないので、ある程度ちゃんとスマブラしないとボロ負けするイメージでした。まずは1500安定で、その次に1600目指していきたいですね。
ポケモン
今更ソードシールドを始めました...実は赤しかやったことないので、クリアした後のやり込み要素多すぎて混乱していますw